この間抜け。話しは最後まで聞け!暮れていく菜の花畑にしゃがんで哀しみに堪えたことを忘れてはいなかった。手だてはもはや残っていない。息づまりそうな日に雷雨が襲ってきたような救いにすぎなかったにせよ、救いは救いだった。
1993│アクリル、カンヴァス│90.8×72.4×5.5cm 個人蔵