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2007
│
アクリル、カンヴァス(
2
枚組)
作家蔵
うわさ話は花から花へと、花粉をはこぶ羽のはえた昆虫。
2007
│
アクリル、カンヴァス(
2
枚組)
作家蔵
うわさ話は花から花へと、花粉をはこぶ羽のはえた昆虫。妖精のことを口にするときはよっぽど注意しなければいけません。窓辺の花々に身をのりだして溜息をつく、「妖精たちはいたずらで悪意だってもっているわ」。胸の中のたわいのない想像。そうです。わたしは夢と同じ材料で作られている。いつでも眠っている、本当に目立たない女の子なのよ。それは鳥たちの言葉じゃないでしょ。男の子が飛びおりると鳥たちがみんな飛び去ってしまったことを思い出したのでした。一人の見知らぬ女の子が目を皿のようにしてこちらを見ている。薔薇色の妖精みたいだと、うわさのお嬢さん。その時はわからなかったのだけれど、いまやっとその意味がわかりました。生き物はみな彼を避けていたのです。鳥の先祖はとかげ、だそうだけど僕は昆虫。きみたち。いつも窓を開けたままにしておいてくれるから僕のベッドにはおおぜいの小さな男の子が眠ってたんだよ。