怖れを知らぬ栗鼠、この羽根を火にくべよ。こんもり繁った葉籠もり(ばらのような頬)から一羽の大きな鳥が飛び立つ。あるいは、死すべきものの唇からそよ風が漏れだす。瞬間のさざ波、音楽。聴覚はそれを愉しむ。
2018│アクリル、カンヴァス│160×130×7cm 作家蔵