[左]

水で満たされたランプの芯には、何度火をつけても火はともらない。どんな言葉にすればいいのか、わからなかったから、ただ彼らの眼を覗きこみ声を聞き、舌で丸い額を舐め、どんな形も持たぬ酸っぱく鉄のように冷たい感情の寡黙さを知るだけだった。どんな一日だって何かを語る。だから彼らは座りこみ、内から外へ皆を呼び戻すための歌をうたう。

2004アクリル、カンヴァス200×144.5×5cm2枚組)
個人蔵

[右]

藥罐の底から湧きあがる小さな泡でさえ、ゆっくり渦を巻いている。役立つとも知れない抑えきれぬ力、一気に飲み干すと火傷するくらい熱かったはずでも自分ではそれに気づかない。問いも目的も、身体に取り入れられた食べ物が姿を隠すように、形を失い、それでもひとは食べたり話したりして、口は内に向いていても、目はきっと外へと向いている。

2004アクリル、カンヴァス200×144.5×5cm2枚組)
個人蔵

水で満たされたランプの芯には、何度火をつけても火はともらない。どんな言葉にすればいいのか、わからなかったから、ただ彼らの眼を覗きこみ声を聞き、舌で丸い額を舐め、どんな形も持たぬ酸っぱく鉄のように冷たい感情の寡黙さを知るだけだった。どんな一日だって何かを語る。だから彼らは座りこみ、内から外へ皆を呼び戻すための歌をうたう。

2004アクリル、カンヴァス200×144.5×5cm2枚組)
個人蔵

藥罐の底から湧きあがる小さな泡でさえ、ゆっくり渦を巻いている。役立つとも知れない抑えきれぬ力、一気に飲み干すと火傷するくらい熱かったはずでも自分ではそれに気づかない。問いも目的も、身体に取り入れられた食べ物が姿を隠すように、形を失い、それでもひとは食べたり話したりして、口は内に向いていても、目はきっと外へと向いている。

2004アクリル、カンヴァス200×144.5×5cm2枚組)
個人蔵